2016年12月23日

2016年 年間ベストアルバム


さて、今回は2016年の僕の年間ベストを洋楽、邦楽合わせた形で発表しようかなと思います。

ちなみに去年は20作品選んだんですが今回は40作品を選んでます。ちなみに、個人的な感覚としては去年の20位が今年の40位くらいです。すなわち、今年は良い作品、ベストに入れたい作品がたくさんあったという事です。最高の1年でしたね。

あと、順位はつけていますが明日にはまたコロッと変わったりするんで今の気分のランキングなんですが、今回、David Bowie『Blackstar』の順位とそれより上位の作品に何を選んだかに関しては相当悩みました。普通に考えれば『Blackstar』は今までのボウイという人間の結論みたいな作品ですし、本来なら1位にしたいんですが、じゃあ、それより上にするなら?という自問自答を今回のランキングは凄くしました。ただ趣味で音楽の文を書いているのに何でこんなに大変な思いしているんだろって毎回思いはしますが、まあ楽しいんでね(笑)

それでは発表しましょうかね。僕が選ぶ今年の40本はこんな感じです。


40位 V.A『From Here To Another Place』
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39位 V.A『裏堀江系Vol.01』
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38位 Field Music『commontime』
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37位 ザ・なつやすみバンド『PHANTASIA』
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36位 Red Hot Chili Peppers『The Getaway』
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35位 葉山久留実『いてもいなくても一緒だよ?』
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34位 寺尾紗穂『わたしの好きなわらべうた』
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33位 中村佳穂『リピー塔がたつ』
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32位 The Hotelier『Goodness』
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31位 ナードマグネット『CRAZY, STUPID, LOVE』
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30位 坂本慎太郎『できれば愛を』
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29位 岡村靖幸『幸福』
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28位 Modern Baseball『Holy Ghost』
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27位 Mitski『Puberty 2』
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26位 婦人倶楽部『フジンカラー』
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25位 Noname『Telefone』
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24位 King『We Are King』
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23位 蓮沼執太『メロディーズ』
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22位 Nulbarich『Guess Who?』
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21位 Bon Iver『22, A Million』
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20位 Solange『A Seat at the Table』
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19位 Special Favorite Music『World's Magic』
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18位 A Tribe Called Quest『We got it from Here... Thank You 4 Your service』
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17位 Anderson .Paak『Malibu』
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16位 ゲントウキ『誕生日』
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15位 AL『心の中の色紙』
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14位 Rihanna『Anti』
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13位 Radiohead『A Moon Shaped Pool』
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12位 bonobos『23区』
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11位 David Bowie『Blackstar』
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10位 The Weeknd『Starboy』
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9位 ANOHNI『Hopelessness』
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8位 Beyoncé『Lemonade』
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7位 Frank Ocean『Blonde』
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6位 宇多田ヒカル『Fantôme』
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5位 The Avalanches『Wildflower』
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4位 サニーデイ・サービス『DANCE TO YOU』
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3位 Chance The Rapper『Coloring Book』
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2位 Bruno Mars『24K Magic』
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1位 ASIAN KUNG-FU GENERATION『ソルファ(2016)』
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という感じです。個人的にはボウイより上は、個人的に好きである事に加えて、音楽界まだ新しいことをやってくれそうだなって期待もあって選んだ感じです。

だからこそ、まずはボウイの『ジギー・スターダスト』にオマージュを捧げたザ・ウィークエンドを選びたかったし、自らの音楽性だけでなく性別すら変えて音楽を奏でたアノーニや『レモネードフィルム』でポップ・スターでなく黒人の一人の女性として戦う姿勢を見せたビヨンセ。そして、16年ぶりのアルバムでありながら現在の音楽シーンをきちっと読み取り現役であることを証明したアヴァランチーズに8年ぶりでありながらその圧倒的な存在感と作品のクオリティだった宇多田ヒカル、同じ日本でありながらインディーとしての理想的であり、解散前含めて最高傑作といってもいい作品を叩きつけたサニーデイ・サービス、CDを出さずに新作を発表したフランク・オーシャン、さらにミックステープなのにグラミー新人賞にノミネートされたチャンス・ザ・ラッパー、と何かを変えてくれそうなアーティストを選びたかったなと思ったわけで。で、本当にそういう意味でもメジャーで、しかも第一線で自分の好きな事をきちんと提示てやり切ったブルーノ・マーズは僕は好きだし、この作品でさらに好きになった感じです。

でも、それすら超えて別格にいたのがアジカンです。もうこれは個人的な体験として私が13年前に『君繋ファイブエム』でアジカンを知って、その後『ソルファ』を毎日、1人暮らしをしていた宮崎の6畳くらいのマンションで聴いていた事。そして、アジカンのライヴ音源を「生歌が聴ける!」と思ってラジオのチューニング合わせたらゴッチの歌が下手くそ(10年以上前の話ですw)で幻滅したこと。しかし、それでもTokyo FM『SCHOOL OF LOCK!』でやっていたアジカンのラジオをずっと聞いていた事。その後、大阪に戻って初めてアジカンのライヴを見たら「あれ?カッコいいかも。」と思いフェス、ライヴに行き初めた事。夜行バスに乗ってナノムゲンへ、一人で行った事。台風大丈夫かなと思いながらも、横浜スタジアムの10周年記念ライブに行った事。

そういう過去の点となった記憶が、1本の線になり、そして輪になって、今と過去がリンクしたのがこの作品だったなというわけで。つまりはこうです。

俺が1位にしないでどうする!!

って事です。だから、もうこんな幸せな体験できたって事で僕はこの2016年生きてきて本当に幸せでした。さて、来年はどんなランキングになるのかな。

というわけで、本日はここまで。
posted by ゴリさん at 17:35| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月20日

90年代の私的50枚リスト

久しぶりにブログなんですが、本日は『90年代の私的50枚リスト』という事で。

「え?何のこと?」と思う方は、まずこちらをご覧ください。

http://blog.livedoor.jp/regista13/archives/1062173705.html

『MUSICA』や『Real Sound』でレビューやコラムを書かれているレジーさんがこんな企画をやっていたんですよね。そうなると、当然ながら僕も「あ、面白そうだからやってみよう。」と思って、今回は僕の好きな90年代に発売された作品をランキングしていこうという運びになりました。ちなみに私は現在32歳で、90年代というと小、中学生の頃に当たります。で、ここ最近90年代に触れた文章やランキング(ミューマガとか)あるんですけど、それらを見てると「僕の見てた90年代の光景ってこうだったけ?」って思うんですよね。

僕自身は90年代のJ-POPが今でも大好きで、暇さえあれば大江千里や久宝留理子、平松愛理、そして古内東子などを聴いていたりします。今から思い起こせば、子供の頃に土曜日夜更かしをして『夜もヒッパレ』を見てテレビをザッピングしながら『CDTV』を見て寝るって生活を毎晩やっていたことが今の音楽的趣向や人格形成に大きく影響していたと思っていていたように思います。そして、そんなテレビから流れていた音楽って今語られている90年代の音楽より、もっとポップだった気がしてて。と、まあ自分語りは程々にしてようやくランキングなんですが一点だけ。

今回はベストアルバムも何点か入れています。

本来なら「オリジナルだけで選べ!」って話ではありますが、まあ、90年代ってベストアルバムが今以上に沢山出ていたし、沢山売れていた。そんな時代でありますし、小中学生の僕が何を聴いていたかっていうの軸に考えると入れるべきかなと思って今回は入れてます。個人的には、この「ベストアルバム」という“美味しいとこどり”で“カタログ的な魅力”は90年代の音楽(特にJ-POP)を象徴しているかなとも思います

では、そろそろランキングに入ります。まず50位〜1位まで一気に見ていきましょう。


50位 フィッシュマンズ『空中キャンプ』
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49位 Cornelius『FANTASMA』
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48位 Hi-STANDARD『MAKING THE ROAD』
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47位 globe『CRUISE RECORD 1995-2000』
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46位 GRAPEVINE『Lifetime』
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45位 eastern youth『旅路ニ季節ガ燃エ落チル』
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44位 ウルフルズ『バンザイ』
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43位 PENPALS『RIGHT NOW』
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42位 テイ・トウワ『Future Listening!』
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41位 野猿『STAFF ROLL』
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40位 広瀬香美『SUCCESS STORY』
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39位 米米CLUB『DECADE』
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38位 B'z『Treasure』
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37位 B'z『Pleasure』
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36位 電気グルーヴ『A』
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35位 川本真琴『川本真琴』
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34位 SUPERCAR『スリーアウトチェンジ』
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33位 キングギドラ『空からの力』
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32位 キミドリ『キミドリ』
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31位 the brilliant green『the brilliant green』
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30位 JUDY AND MARY『THE POWER SOURCE』
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29位 Mr.Children『Atomic Heart』
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28位 キリンジ『ペイパー・ドライヴァーズ・ミュージック』
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27位 MISIA『Mother Father Brother Sister』
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26位 MY LITTLE LOVER『evergreen』
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25位 BUDDHA BRAND『人間発電所』
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24位 中村一義『金字塔』
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23位 PUFFY『JET CD』
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22位 山崎まさよし『HOME』
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21位 NUMBER GIRL『SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT』
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20位 奥田民生『股旅』
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19位 サザンオールスターズ『海のYeah!! 』
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18位 スピッツ『ハチミツ』
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17位 安室奈美恵『SWEET 19 BLUES』
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16位 槇原敬之『君は僕の宝物』
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15位 ピチカート・ファイヴ『女性上位時代』
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14位 THEE MICHELLE GUN ELEPHANT『Chicken Zombies』
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13位 クラムボン『JP』
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12位 くるり『さよならストレンジャー』
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11位 フリッパーズ・ギター『ヘッズ博士の世界塔』
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10位 宇多田ヒカル『First Love』
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9位 椎名林檎『無罪モラトリアム』
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8位 たま『サンダル』
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7位 スチャダラパー『5th WHEEL 2 the COACH』
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6位 広瀬香美『rhapsody』
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5位 小田和正『伝えたいことがあるんだ』
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4位 槇原敬之『UNDERWEAR』
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3位 ピチカート・ファイヴ『オーヴァードーズ』
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2位 DREAMS COME TRUE『The Swinging Star』
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1位 小沢健二『LIFE』
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はい、てなわけでこれが僕のランキングであります。いきなりフィッシュマンズの『空中キャンプ』が50位でその後にCornelius『FANTASMA』が来てるんですが、まあ、ミューマガ等で選ばれているし、あえて語る必要性もないんで、この順位ですね。例えば「この後に様々なミュージシャンへ影響を与えた作品は?」とかだとTOP10には入るとは思うですが、あくまで僕が90年代に感じていた「音楽はもっと華やかなもので、明るく、ポップな物」っていうのを軸に選んだつもりなので、槇原敬之や広瀬香美、小田和正などたぶん音楽誌では取り上げられない所をTOP10に入れました。それでも、1位はやっぱり小沢健二なんですがね(笑)

てなわけで今日はここまで。ぜひ、皆さんも90年代ベストやってみてはいかがでしょうか。
posted by ゴリさん at 21:00| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月15日

映画『FAKE』は佐村河内守の映画ではない件について

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『FAKE』は佐村河内守の映画ではない。私たちに向けた映画である。ここ近年の日本の報道、メディア、そしてそれに対しての私たちの意見はわかりやすい敵”を作り出そうとしているように感じる。ここでいうわかりやすい敵”というのは例えば不倫をした芸能人、過去を虚偽をしたコメンテーター、さらには今回テーマにされた佐村河内守もそうなのかもしれない。そういう人間に対して、私たちはどう対処してきただろうか?どういう行動をとってきただろうか?森達也監督は私たちがやってきた行動を誰よりも興味深く、誰よりも悲観的に観て、この作品を作り上げたのだと思う。

『A』そしてその続編にあたる『A2』から15年経って撮られた本作『FAKE』は先で言った2作品と基本的には同じ内容だと言っていいと思う。『A』『A2』ではオウム真理教に残った信者たちの生活、そしてそれを取り巻く環境を淡々と撮りながら観客に「何が正義で、何が悪か?」という事を観客に考えさせるような作品であった。そして『FAKE』も佐村河内夫婦の生活を淡々と撮影しながら、観客に「この人は本当に僕たちが叩いていたような悪人なのか?」という事を問いただす。特にラストの12分、森監督はある事”を佐村河内氏にやらすシーンはそのハイライトと言ってもいいかもしれない。

さて、『A2』から15年以上経ってなぜ森監督は『FAKE』という作品を同じような感じで撮影したのか。僕が思うに、佐村河内氏を取り巻く環境を見ると日本は『A2』が公開された2001年ごろと何も変わってはいない。いや、ひょっとしてたらそれよりも悪化しているのかもしれないのではと感じる。テレビのワイドショーや週刊誌を見れば不倫や虚偽などのニュースにあふれかえり、それを見た視聴者はそれを見て一斉に“叩く”。反対の意見があるならば、そういう人間すらも“叩く”そんな時代である。SNSというものが出来てから、特にmixiからTwitterという匿名性が高く不特定多数の人に発信でき、なおかつ全世界の他人反応がわかるものにSNSの主役が交代してからはこの風潮が強まった気がもする。そして、これはネットに限った話だけでもない。

例えばデモ。ここ最近だとSEALDsという団体も出来て10代から20代の若い子たちが参加するという事も多いのだが、そこに入る若者のいったいどの程度が今の日本の政策を理解し、安倍総理が退陣(やめた)後に“どういう日本にしていきたいのか?”という事を考えた上でデモに参加しているのか。世界に目を向けよう。アメリカ大統領候補のドナルド・トランプ。その支持者の一体何割が、またその反対に彼をバッシングしている人間の何割が彼の考える政策をちゃんと理解しているのであろうか。ちなみに、私は“アクションを起こしてはいけない!”と言っているのではない。アクションの前にちゃんと情報を精査した上で“自分の考えを持つ”という事をやれているのかと言っているのだ。そして、それこそが森監督がこの作品で一番伝えたいメッセージなのだと僕は感じる。

佐村河内氏を撮りながらも今の日本人に対して“考えろ”とメッセージを送る『FAKE』この作品が出来上がった今もなお森監督は日本というもの映し出す鏡を探しているのかもしれない。
posted by ゴリさん at 22:26| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする