2016年11月20日

90年代の私的50枚リスト

久しぶりにブログなんですが、本日は『90年代の私的50枚リスト』という事で。

「え?何のこと?」と思う方は、まずこちらをご覧ください。

http://blog.livedoor.jp/regista13/archives/1062173705.html

『MUSICA』や『Real Sound』でレビューやコラムを書かれているレジーさんがこんな企画をやっていたんですよね。そうなると、当然ながら僕も「あ、面白そうだからやってみよう。」と思って、今回は僕の好きな90年代に発売された作品をランキングしていこうという運びになりました。ちなみに私は現在32歳で、90年代というと小、中学生の頃に当たります。で、ここ最近90年代に触れた文章やランキング(ミューマガとか)あるんですけど、それらを見てると「僕の見てた90年代の光景ってこうだったけ?」って思うんですよね。

僕自身は90年代のJ-POPが今でも大好きで、暇さえあれば大江千里や久宝留理子、平松愛理、そして古内東子などを聴いていたりします。今から思い起こせば、子供の頃に土曜日夜更かしをして『夜もヒッパレ』を見てテレビをザッピングしながら『CDTV』を見て寝るって生活を毎晩やっていたことが今の音楽的趣向や人格形成に大きく影響していたと思っていていたように思います。そして、そんなテレビから流れていた音楽って今語られている90年代の音楽より、もっとポップだった気がしてて。と、まあ自分語りは程々にしてようやくランキングなんですが一点だけ。

今回はベストアルバムも何点か入れています。

本来なら「オリジナルだけで選べ!」って話ではありますが、まあ、90年代ってベストアルバムが今以上に沢山出ていたし、沢山売れていた。そんな時代でありますし、小中学生の僕が何を聴いていたかっていうの軸に考えると入れるべきかなと思って今回は入れてます。個人的には、この「ベストアルバム」という“美味しいとこどり”で“カタログ的な魅力”は90年代の音楽(特にJ-POP)を象徴しているかなとも思います

では、そろそろランキングに入ります。まず50位〜1位まで一気に見ていきましょう。


50位 フィッシュマンズ『空中キャンプ』
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49位 Cornelius『FANTASMA』
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48位 Hi-STANDARD『MAKING THE ROAD』
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47位 globe『CRUISE RECORD 1995-2000』
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46位 GRAPEVINE『Lifetime』
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45位 eastern youth『旅路ニ季節ガ燃エ落チル』
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44位 ウルフルズ『バンザイ』
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43位 PENPALS『RIGHT NOW』
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42位 テイ・トウワ『Future Listening!』
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41位 野猿『STAFF ROLL』
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40位 広瀬香美『SUCCESS STORY』
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39位 米米CLUB『DECADE』
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38位 B'z『Treasure』
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37位 B'z『Pleasure』
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36位 電気グルーヴ『A』
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35位 川本真琴『川本真琴』
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34位 SUPERCAR『スリーアウトチェンジ』
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33位 キングギドラ『空からの力』
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32位 キミドリ『キミドリ』
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31位 the brilliant green『the brilliant green』
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30位 JUDY AND MARY『THE POWER SOURCE』
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29位 Mr.Children『Atomic Heart』
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28位 キリンジ『ペイパー・ドライヴァーズ・ミュージック』
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27位 MISIA『Mother Father Brother Sister』
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26位 MY LITTLE LOVER『evergreen』
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25位 BUDDHA BRAND『人間発電所』
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24位 中村一義『金字塔』
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23位 PUFFY『JET CD』
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22位 山崎まさよし『HOME』
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21位 NUMBER GIRL『SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT』
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20位 奥田民生『股旅』
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19位 サザンオールスターズ『海のYeah!! 』
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18位 スピッツ『ハチミツ』
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17位 安室奈美恵『SWEET 19 BLUES』
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16位 槇原敬之『君は僕の宝物』
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15位 ピチカート・ファイヴ『女性上位時代』
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14位 THEE MICHELLE GUN ELEPHANT『Chicken Zombies』
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13位 クラムボン『JP』
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12位 くるり『さよならストレンジャー』
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11位 フリッパーズ・ギター『ヘッズ博士の世界塔』
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10位 宇多田ヒカル『First Love』
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9位 椎名林檎『無罪モラトリアム』
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8位 たま『サンダル』
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7位 スチャダラパー『5th WHEEL 2 the COACH』
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6位 広瀬香美『rhapsody』
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5位 小田和正『伝えたいことがあるんだ』
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4位 槇原敬之『UNDERWEAR』
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3位 ピチカート・ファイヴ『オーヴァードーズ』
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2位 DREAMS COME TRUE『The Swinging Star』
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1位 小沢健二『LIFE』
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はい、てなわけでこれが僕のランキングであります。いきなりフィッシュマンズの『空中キャンプ』が50位でその後にCornelius『FANTASMA』が来てるんですが、まあ、ミューマガ等で選ばれているし、あえて語る必要性もないんで、この順位ですね。例えば「この後に様々なミュージシャンへ影響を与えた作品は?」とかだとTOP10には入るとは思うですが、あくまで僕が90年代に感じていた「音楽はもっと華やかなもので、明るく、ポップな物」っていうのを軸に選んだつもりなので、槇原敬之や広瀬香美、小田和正などたぶん音楽誌では取り上げられない所をTOP10に入れました。それでも、1位はやっぱり小沢健二なんですがね(笑)

てなわけで今日はここまで。ぜひ、皆さんも90年代ベストやってみてはいかがでしょうか。
posted by ゴリさん at 21:00| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月15日

映画『FAKE』は佐村河内守の映画ではない件について

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『FAKE』は佐村河内守の映画ではない。私たちに向けた映画である。ここ近年の日本の報道、メディア、そしてそれに対しての私たちの意見はわかりやすい敵”を作り出そうとしているように感じる。ここでいうわかりやすい敵”というのは例えば不倫をした芸能人、過去を虚偽をしたコメンテーター、さらには今回テーマにされた佐村河内守もそうなのかもしれない。そういう人間に対して、私たちはどう対処してきただろうか?どういう行動をとってきただろうか?森達也監督は私たちがやってきた行動を誰よりも興味深く、誰よりも悲観的に観て、この作品を作り上げたのだと思う。

『A』そしてその続編にあたる『A2』から15年経って撮られた本作『FAKE』は先で言った2作品と基本的には同じ内容だと言っていいと思う。『A』『A2』ではオウム真理教に残った信者たちの生活、そしてそれを取り巻く環境を淡々と撮りながら観客に「何が正義で、何が悪か?」という事を観客に考えさせるような作品であった。そして『FAKE』も佐村河内夫婦の生活を淡々と撮影しながら、観客に「この人は本当に僕たちが叩いていたような悪人なのか?」という事を問いただす。特にラストの12分、森監督はある事”を佐村河内氏にやらすシーンはそのハイライトと言ってもいいかもしれない。

さて、『A2』から15年以上経ってなぜ森監督は『FAKE』という作品を同じような感じで撮影したのか。僕が思うに、佐村河内氏を取り巻く環境を見ると日本は『A2』が公開された2001年ごろと何も変わってはいない。いや、ひょっとしてたらそれよりも悪化しているのかもしれないのではと感じる。テレビのワイドショーや週刊誌を見れば不倫や虚偽などのニュースにあふれかえり、それを見た視聴者はそれを見て一斉に“叩く”。反対の意見があるならば、そういう人間すらも“叩く”そんな時代である。SNSというものが出来てから、特にmixiからTwitterという匿名性が高く不特定多数の人に発信でき、なおかつ全世界の他人反応がわかるものにSNSの主役が交代してからはこの風潮が強まった気がもする。そして、これはネットに限った話だけでもない。

例えばデモ。ここ最近だとSEALDsという団体も出来て10代から20代の若い子たちが参加するという事も多いのだが、そこに入る若者のいったいどの程度が今の日本の政策を理解し、安倍総理が退陣(やめた)後に“どういう日本にしていきたいのか?”という事を考えた上でデモに参加しているのか。世界に目を向けよう。アメリカ大統領候補のドナルド・トランプ。その支持者の一体何割が、またその反対に彼をバッシングしている人間の何割が彼の考える政策をちゃんと理解しているのであろうか。ちなみに、私は“アクションを起こしてはいけない!”と言っているのではない。アクションの前にちゃんと情報を精査した上で“自分の考えを持つ”という事をやれているのかと言っているのだ。そして、それこそが森監督がこの作品で一番伝えたいメッセージなのだと僕は感じる。

佐村河内氏を撮りながらも今の日本人に対して“考えろ”とメッセージを送る『FAKE』この作品が出来上がった今もなお森監督は日本というもの映し出す鏡を探しているのかもしれない。
posted by ゴリさん at 22:26| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月18日

種明かし 星野源『YELLOW DANCER』のレビューに関して

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http://ongakudaisukiclub.hateblo.jp/entry/2016/01/15/183130

発表になりましたね『ネットの音楽オタクが選んだ2015年の日本のベストアルバム』。結果見て「お、これがこの順位か。」「あ、この作品がないじゃん。」と言いながら、個人的には楽しく見せていただきました。で、今日はこのサイトに寄稿した星野源『YELLOW DANCER』のレビューに関しての話をしたいと思います。

もうすでにこのレビューを見た人なら多分、変な文だなって思った人もいると思うんです。書き終えて改めて見直した自分も「こんな女はいないだろうな。。。」って思ったりしたんですが実はこのレビューには元ネタがあって、それがわかると違った面白さが出てくる文章にしたかったんですね。

で、今からその話をする前に、『ネットの音楽オタクが選んだ2015年の日本のベストアルバム』のレビューを改めて見てみましょう。




星野源『YELLOW DANCER』

ありがとう。すごくよかったよ、貸してくれたCD。山田君って星野源なんか聴くんだね。はじめて聴いたんだけど星野源ってソウルやディスコミュージックが好きなんだね。それがJ-POPのエッセンスとバランスよく融合してすごくおもしろかったんだけど、なんかこれを聴くと小沢君の『LIFE』思い出しちゃったよ。

『LIFE』って「ラヴリー」でBetty Wrightの「CLEAN UP WOMAN」や「ドアをノックするのは誰だ?」でJackson Fiveの「I Will Find A Way」とソウルミュージックを主に元ネタに使ってて、それが歌謡曲のエッセンスと混ざると『LIFE』ってアルバムになると思うの。
ほら、フリッパーズのとき小沢君って歌ってなかったでしょ?でも、『LIFE』ではホーンセクションやコーラスを脇において、中央で威風堂々と歌っていたし、ほとんどの曲がシングルカットされるベスト盤に近いアルバム構成だったのよ。これって70年代〜80年代の歌謡曲にオマージュを捧げていたのかなって感じるの。

そもそも小沢君って歌謡曲が好きで、この『LIFE』の後に筒美京平とタッグを組んで『強い気持ち・強い愛/それはちょっと』というシングルを作ったりしてるの。それを考えると、見栄を切って歌うことも、ベスト盤みたいな構成も納得いくかなって。それにね、『LIFE』も星野源も批評性を持った作品なんだと私思うの。

星野源のこれってEDM化したJ-POPへのカウンターとして出てきた作品だと思うの。それでね、小沢君の『LIFE』も7インチシングルというものが出だして大量生産、大量消費が進む90年代に対して、そのカウンターとしてレコードが主であった70年代〜80年代の歌謡曲をオマージュにした作品を作ったと思うんだ。

そして、CDが売れないこの時代に星野源は10万枚以上を売り上げ、オリコン1位を取ったし、『LIFE』も累計で70万枚以上売り上げたのよ。これってカウンター的な役割が成功した事の何よりも証なんだと思うの。でね、『LIFE』の翌年1995年に小沢君は紅白歌合戦で「ラブリー」を歌って20年後に星野源は同じ舞台で「SUN」を歌ったのよ。もしかして、星野源って小沢君の生まれ変わりなんだと本気で思っ……、ねえ、聞いてる?

「聞いてるよ。星野源の『YELLOW DANCER』の話だろ?」

……そうだけど。




といった感じのレビューです。パッと見れば「小沢健二が好きな女の子が男の子に熱弁をする。」っていうような構成なんですが、いくつかこの文章ナゾな部分がありましたよね。

・なぜ、この女の子は小沢健二が好きなのか?
・山田君って誰?
・そもそも、二人の関係って?

この質問に答える前になんでこんなレビューを書こうと思ったのかという話をサクッとしたいと思います。そもそも星野源の『YELLOW DANCER』に関して音楽だいすきクラブ内で楽曲の元ネタや売れた理由など含めて1000字くらいでがっつりレビューしたんですね。で、また星野源『YELLOW DANCER』をレビューしようと思った時に、最近ツイッター界隈で話題になっている「星野源が2010年代の小沢健二だ!」というのを元にして

『YELLOW DANCER』は2010年代の小沢健二の証明であり、2010年代の『LIFE』である

これを軸に書き進めようと考えたんです。でも、さすがに2回も同じ作品レビューするとこちらも「普通に書くの面白くないんじゃない。」って思って、そこで考えたのが“パロディにしよう”って思ったわけです。で、真っ先に本棚からあるマンガ本を取り出したんです。それが岡崎京子の『リバーズ・エッジ』でした。

リバーズ・エッジ 愛蔵版 -
リバーズ・エッジ 愛蔵版 -

93年から94年にかけて雑誌「CUTiE」で連載されいた作品で90年代はじめの「都会」に生きる高校生たちの姿を描いた岡崎京子の作品なんですが、今回の星野源のレビューはこの作品に出てくる田島カンナと山田一郎という二人の会話をもとにして作成してみようって考えたんです。なので、冒頭の「ありがとう。すごくよかったよ、貸してくれたCD。」と「ねえ、聞いてる?」「聞いてるよ。〜」ってこのフレーズは実際、作中にあります。(リバーズ・エッジでは「オオオニバスを見つけてうれしいって話でしょ。」って山田君は言っていますが)

では、なぜこの作品をパロディにしたのか。岡崎京子という人は以前、プロフィール欄に「小沢健二ファンの」とつけるくらいの大ファンでありました。これに関しては僕よりも、音楽だいすきクラブ内でじゅりあさんが話していますので、こちらを読んでいただければと思います。

http://ongakudaisukiclub.hateblo.jp/entry/2014/06/22/111209

で、このリバーズ・エッジで田島カンナというオリーブ少女を絵に描いたようなファッションに無償の愛を山田君に捧げる、山田君が何考えているのか知らなくていい、わたしは山田君が好き、一緒にいれるだけでいい。っていうこの構造がオザケンファンである子猫ちゃん達の姿ではと言われていました。それが、なんとなく個人的には今の星野源が好きな女性ファンとかに当てはまるのかって僕は思ったわけでして。いや、もっと言えば“アーティストとファンの関係性”全体にこの事って言えるのかなって。

だからこそ、この文章の元ネタとして『リバーズ・エッジ』を使ってみようかなと思い作成したわけでして。でも、書いた文章を見ればお分かりの通り「こんな女はいない!」でしたが・・・。

まあ、今回色々書いたんですけど、音楽を伝える目的であれば、レビューってもっと色んな形があっていいと思うし、自由でいいと思うんですよね。ほら、間章のライナーノートとか今読んでも「文学作品!?」って思えるくらいとんでもないもだったし。音楽のレビュー書いた人であるなら分かると思うんですけど、音って言語化できない以上、その魅力を伝えるのって凄く難しいわけじゃないですか。そして難しいからこそ、試行錯誤できるし、伝える手段は山のようにあるのだと思うんです。

と、こんなこと言ってる僕が実は一番冒険してなかったりするんですが(笑)

てなわけで、今日はここまで。
posted by ゴリさん at 12:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする